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景気の波を読み物件を購入するタイミングを図りましょう
全般的に投資は景気の波を読み適切なタイミングで商品を購入していきます。そして、このことは不動産投資にも当てはまります。
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投資家の心理パターンからいくと、景気が回復してくると積極的に投資に動くようになります。このような集団心理が働き過度の投資が行われるといわゆる「バブル」になります。しかしながら一旦下落が起きると雪崩が起きるような状態になり、結局のところ、高値でつかまされているので大きな損失を被ることになるのです。
1980年代の終わりごろから1990年代はじめまで続いた「バブル景気」では不動産が投機目的で買われるようになり、転売に次ぐ転売で、実体経済とは異なる高値で取引されていました。渋谷や原宿の一等地の地価は、わずか1年足らずの間に、転売によって10倍になった土地もあったとさえいわれました。
そして、バブルの崩壊。不動産は大暴落し、自殺者も出るほどだったといいます。この当時は不動産を売却することで大きな収益を得ていますが、現在は売却益はさほど見込めず、賃貸収入が不動産投資のメインになっています。
景気が回復して来て、不動産が動き出すとどうしても購入意欲が高まり、「自分も！」「私も！」という状態になります。そのような時はインフレが起こり、物件が割高で売買されているかもしれません。そして、優良物件は真っ先に高値で売られていくことでしょう。こんな時こそ購入を控えた方が本当は無難なのです。
逆に不動産物件価格が下落すると、物件を安価で手放すオーナーも増え、優良物件に出合えるチャンス。2008年のリーマン・ショックでウォーレン・バフェットが未曽有の不景気の中積極投資をしたことが話題となりましたが、まさにこれと同じ原理です。
好景気の時こそ冷静に物件を試算して、本当に価値通りの価格なのかチェックする。投資家として適切な判断が必要になってきます。
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